TOX® THETA® クリンチング

レーザー照射+クリンチング

THETA® クリンチング - 最新素材の接合技術

THETA®クリンチングは、従来のクリンチングプロセスを革新的に発展させたものです。クリンチングプロセスの前に、レーザーを照射して接合する板組(主にパンチ側)を局所的に加熱することで、材料の成形性が大幅に向上します。これにより、通常の条件下ではクリンチングが困難または不可能な材料(高強度鋼や超高強度鋼、低延性ダイキャストアルミニウム合金、アルミニウム板など)においても、信頼性の高い機械的接続が可能になります。

事前加熱処理と実績のあるクリンチング技術の組み合わせにより、THETA®は、特に自動車産業において、最新の軽量設計に新たな応用分野を開拓しています。

THETA®クリンチングは、ご要望の用途に適していますか?

技術課題:
高強度鋼や超高強度鋼と低延性アルミニウム合金の接合が必要な場合、これらの素材は成形性が低いため、従来の方法では限界があります。

当社の解決策:
クリンチングの直前にレーザーを照射することで、材料の局所的な延性が向上します。この手瞬間的な加熱処理により、本来なら接合が難しい材料であっても、事前にパンチングや切断を行うことなく、確実に接合できます。

方法:
THETA®プロセスでは、クリンチはレーザー加熱処理の直後に行われます。従来のクリンチングプロセスでは、低延性な材料の局所的なクラック=切り欠きによる疲労強度の低下、クラック部の腐食、不均一な接合品質といったリスクがありました。THETA®は、このようなデメリットを、効率よく、確実に解消します。

TOX® THETA®テクノロジーの概要

THETA®のプロセスフロー
システム構成
DIN規格に準拠した安全認証
操作に関連する特性

THETA®のメリット

リベットや溶接を使わない接合:資源とコストの効率化

追加工不要:高強度材にバリが出ない

接続品質:高強度、プロセスセーフ、メディア耐性(防錆)

柔軟性:レーザー照射装置の有無にかかわらず接合用途として使用可能(ノーマルクリンチ)

THETA®クリンチに関するご質問

THETA®クリンチに関するご質問

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