ドライブ設計者は、認証獲得のために最小限の変更を加えました。次の段階として、シュトゥットガルトのフラウンホーファーIPA（製造工学・オートメーション研究所）に検査を依頼しました。その結果TOX®サーボドライブコアはISO 14644-1に準拠した空気清浄クラス5の認証を獲得しました。「このクリーンルーム認証により、当社はマイルストーンに到達し、最高のクリーンルーム条件を必要とするアプリケーションへの新たな扉を開くことができました」とTOX®のプロダクトマネージャー、Marco Nimz氏は述べています。これはユーザーにとってどのような意味があるのでしょうか？弊社のサーボドライブはクリーンルーム内の生産環境で使用することができます。
TOX®はクリーンルーム用サーボプレスの認証を取得しています。
2023/03/31
メディカルエンジニアリング、光学産業、エレクトロニクスなどの繊細な産業では、すべてのプロセスにおいてクリーンルーム対応の部品が必要です。これには駆動装置も含まれます。TOX®はサーボドライブコアシリーズのサーボプレスでソリューションを提供します：これはISO 14644-1に準拠した空気純度クラス5に相当します。
ISOに準拠した空気清浄度クラス5
クリーンルーム内の作業者には、最終製品にいかなるコンタミも付着してはならないという厳しいん条件が課せられます。システムオペレーターは、顧客の高い品質要求を満たし、厳しいクリーンルーム条件を遵守しなければなりません。これらの要求を満たすために、システムで使用されるコンポーネントに関しても、クリーンルーム適合性が認証されていることが要求されます。これは、医用工学、製薬、光学産業、電子工学、半導体技術などの用途では必須です。また、再生可能エネルギーや航空宇宙のような産業も、クリーン適性に関してこの認証を必要とします。TOX®はこの課題に挑戦し、TOX®サーボドライブコアは認証適合製品です。
正確に調整可能な加圧力
電動サーボプレスTOX®サーボドライブコアは、プレス、接合、テスト、圧縮、組み立て、穴あけなど、非常に多用途な使い方ができます。システムはコントローラ、ソフトウェア、ドライブで構成されます。統合されたプロセスモニタリングとセンサーにより、ユーザーは常にプレス工程と製品の品質を制御することができます。数年後に、部品がプレスされた加圧力を復元することも可能です。TOX®サーボドライブシステムでは、加圧力を一定かつ正確に調整可能です。もう一つのボーナス：ユーザーは試運転前に自分でドライブをプログラムする必要がなくなりました。TOX®はプラグアンドプレイ対応システムのプログラムを工場出荷状態として組込事もできます。
Marco Nimz氏は、「私たちにとって、TOX®サーボドライブコア シリーズのサーボプレスをクリーンルーム条件下で本当に使用できることをユーザーに示すことがまず重要でした。最初のステップとして、IPAは一つの製品をテストし、認証しました。標準的なドライブと比較して変更点はごくわずかであるため、TOX®はクリーンルーム用のさらなるモデルの認証取得を計画しています。」と述べています。
フラウンホーファー研究所はデータベースを管理しており、TOX®ElectricPowerDrive（レポート番号TO 2211-1362）を含むすべての試験済み製品を検索することができます。
レポート番号TO 2211-1362