TOX®クリンチング技術は、生産技術DIN 8593に準拠した接合プロセスです。金属加工業界では、「TOX®カシメ」とも呼ばれるこの工法は、異なる強度や異なる材質のシートメタルの接合に使用でき、接着剤やその他の中間層にも使用できます。産業用途では、板厚0.1ミリから合計板厚12ミリ、引張強度800 N/mm2までの鋼材に適しています。コストメリット・信頼性が共に高く、環境に優しいこの工法は、溶接、ねじ止め、リベット等の代替工法として実証されています。
TOX®クリンチング
副資材(リベット)不要


お客様の課題に対する提案
お客様の課題:鋼板、板金部品やその中間層を副資材無しで、簡単かつ確実に接合したい
当社からの提案:TOX®クリンチング工法採用により、合計板厚12ミリまでの板組が保証された接合強度で接合されます。
プロセス:TOX®クリンチングには、当社が特許を取得したTOX®ツールを使用します。この接合技術はツールの脱着も容易で、副資材も必要としません。TOX®クリンチングは、冷間工法で、2層以上の板組をプッシュボタンのような凸形状にしてロックします。
TOX®クリンチングの利点
経済的で環境にやさしい
汎用性、ユーザー志向、信頼性の高いプロセス品質
TOX®クリンチツール
代表的なTOX®ラウンドポイント

代表的なTOX®ラウンドポイント
幅広い用途に対応する理想的なオールラウンダー
利点
高い静的・動的強度
接合ワーク表面への外的ダメージ無
(メッキ後処理等、防錆対策不要)シンプルな工具形状
TOX® マイクロポイント

TOX® マイクロポイント
特に、電気工学、電子工学、マイクロメカニクス分野の極小部品に最適
利点
直径わずか2mm
鋼板、銅板、アルミ板の接合可
板厚0.1~1.2 mmまでに対応可
接合ワーク表面への外的ダメージ無
TOX® SKBダイ

TOX® SKBダイ
中間層に接着剤等を使用する場合に最適
また、複数の板組条件でツール共通化可能
利点
固定部と可動部(板バネ)を備えた特殊ダイ
正確な対称ポイント形成
接合ワーク表面への外的ダメージ無
TOX® ツインポイント

TOX® ツインポイント
コンパクト設計で、フランジ幅が狭い場合に最適
利点
接合強度が大幅に向上
接合部の回り止め機能付与
接合ワーク表面への外的ダメージ無
板厚0.2mm~10mmに対応
TOX®フラットポイント

TOX®フラットポイント
凸形状不可、フラット面が必要な場合に最適
1工程で接合、2工程目でフラット化
利点
平坦な表面を形成
接合強度は1工程目の接合とほぼ同等を維持
接合ワーク表面への外的ダメージ無
TOX®バリオポイント

TOX®バリオポイント
軽量構造やその他のハイブリッド構造に最適
利点
板厚差が大きい板組の接合
薄板板金と非金属材の接合
延性材又は高張力材と非延性材の接合
接合ワーク表面への外的ダメージ無